皆さんこんにちは☀
第2回『フェアトレードを学ぶ~ちばの団体訪問編~』では…
フードロスをなくすために活動されている「一般社団法人 野菜がつくる未来のカタチ」代表理事 鳥海孝範様にお話を伺いました。
様々な活動をされている中で、今回は特に「チバベジ」のプロジェクトについて詳しくお話を伺っています。
今回も皆さんの学びに繋がればと思います。
では早速スタートしていきましょう!
〈チバベジとは?〉
「一般社団法人 野菜がつくる未来のカタチ」では、災害や気候変動、流通の規格など、あらゆる理由で廃棄される運命の野菜を「もったいない」と思い、農家の希望する価格で買い取り、直売所やキッチンカーでのイベント販売、レストランへの卸し、緑農体験などを通じて持続的な農業の仕組みづくりに取り組む活動を行っています。これがチバベジというプロジェクトです。
チバベジの活動は、2019年9月の台風がきっかけで始まったそうです。皆様も記憶に新しいと思いますが、すごい台風でしたよね…。鳥海さんは、台風の影響で農作物が被害を受け、農家さんたちが困っているというニュースを見て、SNSで「何か支援出来る事はありますか?」と発信したことがきっかけで、この活動が始まったと仰います。初めての活動は、近くの梨農家さんの出荷できなくなった梨を買い取り、チバベジの拠点である佐倉市「おもてなしラボ」で販売をしたことだそうです。その後も、台風やコロナの影響で販売することが困難になった農作物を買い取る活動をされています。
〈活動拠点について〉
活動は千葉県北部を中心に行われており、特に拠点である佐倉市から車で30~40分圏内の農家さんと一緒に活動されています。これには、「地域の農作物を地域の中で循環させていきたい」という強い思いがあるそうです。
さらに、佐倉市にある拠点の「おもてなしラボ」には、コワーキングスペースがあり、とてもおしゃれな空間でした。私達も使用できるので、新型コロナウイルスの影響で自宅勤務の機会が増えている今、気分転換に利用してみてはいかがでしょうか?
〈チバベジの魅力は?〉
スーパーなどで販売されている野菜の7~8割は、生産地からいったん東京の市場に輸送されてから、自分たちの元に届くそうです。そのため、消費者である私たちと生産者である農家さんの関係が薄いと、鳥海さんは仰います。
チバベジの活動は、地元の農家さんから直接野菜を買い取って販売しているので、生産者さんの顔が見えやすく、さらに旬の美味しい野菜を食べることが出来ます。
〈チバベジが目指すゴールは?〉
チバベジが目指すゴールは、「不自然なものを自然に戻す」だそうです。
スーパーには同じ種類の野菜が1年中置かれていますが、野菜には旬があります。さらに、形が綺麗なものばかりですが、それは採れた野菜のほんの一握りです。形が歪で出荷できず廃棄されてしまうものもたくさんあります。しかし、そういったものもおいしいと鳥海さんは仰います。それを消費者に気づいてもらい、持続できる農業の仕組みを作り出す。これがチバベジの活動の目標だそうです。そして、そのためにチバベジは、消費者・生産者・販売者に働きかけていくそうです。
今回は、『フェアトレードを学ぶ~ちばの団体訪問編~』第2回を「一般社団法人 野菜がつくる未来のカタチ」さんにインタビューさせていただきました!
一般社団法人 野菜がつくる未来のカタチ 「チバベジ」プロジェクト
チバベジの野菜は、
月・水・木曜日 おもてなしラボ
火曜日 あやめ薬局 江原台店 駐車場
金曜日 あやめ薬局 下志津店 駐車場
土・日曜日 千葉公園の入り口
で購入できるそうです(不定期、4月中)!
また、4月18日(日)にZOZOTOWN本社のハローガーデンにも出展されたそうです。
今回の記事を読んでチバベジの活動に興味を持っていただけた方、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?私も今度、行きたいと思います!
(記事作成: 2021年5月)